大きな病院に身を置くと、何かと安定感があります。

収入に関してもそうですし、最新の医療情報を手に入れやすかったりや症例数の多さなども、医師として働く人にとっては大きな魅力となるでしょう。

プライドやキャリアなどで考えた時、なかなか医局を飛び出せない医師がいることは当然なのかもしれません。

しかし、近年では少しその状況も変わりつつあるようです。早めに医局を飛び出し、小さくてもいいから自分のペースで働けるような病院や診療所などに活躍の場を移す医師が増えてきているのです。

そうした医師たちは、自分自身の働き方と社会の状況というものをバランスよく見つめることができているのかもしれません。

医局を辞める医師達の思い

決して偉くなるために医局に入ったわけではなく、困っている人に寄り添い、且つ助けてあげたい、そんな気持ちを強く持つ人の心の中には、大きな病院を敢えて飛び出すという選択肢が自然と湧いて出てくるのでしょう。

40代を超えたあたりから、このような気持ちを抱く医師が増えてくる傾向がみられます。

この年代の医師に特に多いのは、地元で働くという選択をする人たち。

小さな診療所で自分のペースで働くこととともに、地元、特に実家の近くで働くことを希望し、拠点を移す医師が多くいるのです。

地域貢献をしたいという意識が強いのでしょう。

そうした医師たちの出身地は過疎地であったり医師不足に悩む現状があることも多く、自らが帰ることでその状況を変えたいという気持ちを強く持っているのです。

キャリアや役職というものを意識して働くことはおかしなことではありませんし、大きな病院に入れば医師としての腕も磨くことができるわけですが、地元に帰って働くという選択をする医師は、医師不足に悩む今の日本社会にとっては救世主的存在であることは間違いありません。

その選択ができる医師は、何よりも価値があります。

あらゆる選択肢を検討しよう!

まずは非常勤で、という考え方もあるでしょう。

現在働いている場所から地元や実家の近くまでどの程度離れているのかにもよりますし、非常勤で週に数日間の勤務でも受け入れてくれる病院や診療所があるかどうかといった課題もありますが、いずれ常勤として働くという意志を伝えれば、迎え入れてくれるところは見つかるはずです。

あらゆる選択肢を考え、最善の選択をしましょう。

それは自らのキャリアにとってはもちろん、地元の人たちにとっても最善の選択であることが重要です。

それを見つけられれば、同時に、医師としてのやりがいも見つけられるのではないでしょうか。

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